ITパスポート試験における過去問の流用(使いまわし)について

このページではITパスポートの学習をすすめていくうえで、特に過去問の扱いに関して独学受験生のみなさんが抱きやすい疑問と、陥りがちな誤解について解説しています。

過去問だけで合格できる!?

ITパスポート試験の学習に関して、こんな質問をよく見かけます。

"過去問を繰り返し解けば合格できますか?"
"過去問からどのくらい問題が流用(使いまわし)されますか?"

こうした発言の裏には「ITパスポート試験は過去に出題された問題(公式サイトで公表されている過去問)が そのまま、あるいは若干変更を加えて使いまわされている」という思い込みががあるのだと思います。

しかし 結論からいいますと、2012年度以降のITパスポート試験では、公表されている過去問がそのまま流用されたり、使いまわされたりする例はほとんどありません(※後述するように以前は流用がありました)。

実際の"過去問"は膨大な数にのぼる

当サイトでは繰り返し書いていることですが、2012年度以降、ITパスポート試験はCBT方式を導入し、基本的にほぼ毎日受験することができるようになっています。

CBT方式とは? ITパスポートの試験方式について

2013.11.05

この、ほぼ毎日実施されている試験で出題される問題は 毎回異なっています【ココ大事】。

IPA(情報処理推進機構)によってあらかじめ数百問(*実際の数は不明)が用意されており、試験の都度そのうち100問が抽出されて出題されているのです(参考:日経ネットワーク「記者の目:ITパスポート試験って楽しい 」)。

しかも、この「あらかじめ用意された問題」は、その時々の世情や技術的な動向によって常に取捨選択が行われており変動しています。

つまりひとくちに「ITパスポート試験の過去問」といっても、一般に公表されていない、実際に試験を受けた人間でなければ把握できない問題が膨大に存在しているということです。

大前提としてこのことを肝に銘じておいてください。

公表されている過去問題はごく一部

一方で、IPA(情報処理推進機構)の公式サイトでは、年に2回 春と秋に「過去問題」が公表されています

しかし、これは上述のような事情を踏まえればおわかりのように、その年の半期に出題された全問題のごくごく一部にすぎないわけです。

実際、公式サイトでも、CBT試験が開始された2012(H24)年以降の「過去問題」に関してはあくまで「CBT方式の試験に出題した試験問題から、春期及び秋期に各100問を公開した」という注釈をつけています。つまり、「たくさんある問題の中から春・秋のタイミングで100問づつ抽出しただけだよ」ということであり、あくまで参考資料のようなものにすぎないわけです。

このように、現在のITパスポートは「とにかく(公表された)過去問を覚えれば合格できる」という試験ではありません。

それでも過去問を活用する意味

しかし、ではまったく過去問データに意味がないかといえばそんなことはなく、あくまで「ある知識や概念がこのような切り口で出題される場合がある」という1データとしては非情に参考になります。

また、経年で見ればどの分野が重要視されつるあるか(あるいはされなくなったか)の傾向も見えてくるでしょう。

当サイトでは、IPA(情報処理推進機構)が公表している過去問を整理して統計をとり「出題傾向と試験対策」や「よく出る問題と解説」のページで紹介をしています。そちらのページもあわせてご覧ください。

また「おすすめの勉強方法」のページなどで紹介しているように、極端な過去問偏重や過去問信仰を捨てて、「参考書を読み内容を理解し演習問題を解いてみる」といったオーソドックスなスタイル行うで学習こそが、遠回りに思えても実は合格への最大の近道のような気がします。

管理人はこれで合格!ITパスポート試験おすすめの勉強方法!

2013.11.05

誤解が生じた理由

そもそもなぜ「ITパスポートは過去問を繰り返し解けば合格できる」といった誤解が生じてしまったのでしょう?

原因としては次のようなことが考えられます。

【原因】旧試験では過去問の使い回しが多かったため

2009年までは、情報処理処理技術者試験の初級編として「初級システムアドミニストレータ試験(初級シスアド)」が行われていました。

これが現在のITパスポート試験の前身になっているわけですが、この初級シスアド試験においては、過去問からの流用がとても多かったという事実があります。

そのため「ITパスポート=初級シスアド(と同様)」ととらえている方は「ITパスポートも同様に過去問の使いまわしがほとんどだろう」という憶測をしてしまうようです。

また、ITパスポート試験以外の、情報処理技術者試験(特に午前問題)においても過去問の流用がしばしばあるようです(ただしそれも近年では減少傾向とのこと)。こうした認識の方が、後輩や友人のITパスポート受験に対して「過去問をやってれば合格できるよ」といった間違ったアドバイスをしてしまっているのではないかと考えられます。

独学でも合格できる?

ITパスポート試験は独学でも十分に合格可能な試験です。

ただし 過去の受験データを見る限り 学生さんや新社会人の方の合格率はやや厳し目になっています。

試験の難易度は? ITパスポート試験はどのくらい難しいのか?

2013.11.05

独学で不安な方や、限られた時間の中で効率的な学習を行いたい方には、通信講座もおすすめです。

↓こちらのフォーサイトの「ITパスポート」はリーズナブルな価格で当ブログでも人気の通信講座です。

ITパスポート

サンプル教材も豊富なので、まずは一度資料を請求してみてはいかがでしょうか?

以下の記事も人気です、合わせてお読みください!!

独学でも大丈夫!?

管理人おすすめの勉強法!

おすすめ問題集【2019年版】

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です