こんにちは 管理人の石川です(プロフィール)。
ITパスポートでは "何度受験しても あと一歩で合格を逃してしまう・・・"という人がたくさんいます。
別に勉強時間が少ないわけではなく、真面目に勉強をしているのに不合格を繰り返してしまう という方が 意外にも結構多いのです。
当ブログに寄せられるコメントや質問をみていて、不合格を繰り返す人に共通の特徴があることに気づきました。
- 問題文と答えをセットで丸暗記しているだけ
この記事では、不合格を繰り返してしまう理由と、改善策を紹介しています。
不合格者に多い特徴
例えば、次のような問題があったとします。
- ア:モデム
- イ:ルータ
- ウ:Wi-Fi
- エ:無線LAN
正解は「ア:モデム」です。
不合格を繰り返してしまう人たちの多くは、上記の設問と答えを何度も何度も反芻して、ただただ記憶することに試験勉強の大半を注ぎます。
受験前日には「アナログ回線を使用して・・・」という枕詞を目にしただけで、即「モデム!」と答えられるくらいになっていたりするでしょう。
しかし、実際の試験で以下のような設問が出題されると、まったく答えることができなくなってしまいます。
- ア:パソコンからの信号と、ADSL回線などからの信号とを変調復調する装置
- イ:地上デジタルテレビ放送をアナログ方式に変換して伝送するサービス
- ウ:2つ以上の異なるネットワークへ相互接続するための通信機器機械
- エ:無線でデータの送受信を行なう構内通信網のこと
2つとも問われている内容は同じです。
しかし 特定の出題とその答えをセットで丸暗記しただけでは、同じ内容が問われていても 別角度から出題された場合に対応ができなくなってしまうのです。
大切なのは 問題文と答えをセットで丸暗記することではなく、設問の本質・・・上記の例でいえば"モデムとはなにか?"をキチンと理解することです。
3つの効果的な学習法
では、どのように学習すればよいのでしょうか?
丸暗記タイプの方におすすめしたいのが以下の3つの学習方法です。
【1】パラフレーズを意識する
パラフレーズというのは、ある事柄に対する説明を別の言葉で言い換えることです。
例えば モデムという機器の説明を別角度から2~3パターン考えてみます。
もちろん解説書の文章を抽出するのではなく自分の頭で考えることが大事です。
この学習法は経済学者・竹中平蔵さんの『竹中式マトリクス勉強法』で紹介されていた手法ですが、私が勉強した際にも、このパラフレーズを意識することで理解が深まりました。
【2】他人に説明してみる
自分で理解ができたと思ったら、今度はそれを他人に向けて説明してみましょう。
例えば、おじいちゃんを相手に「モデムっていうのは ADSL回線が・・・」と説明をはじめても「ADSLってなんじゃ?」という話になりますよね?
それで「ADSLっていうのは アナログの電話回線を利用して・・・」なんて言ってたら、今度は「アナログってなんじゃ?」ということになる。
説明をはじめてみると “モデム”という機器を説明するのに、いくつかの前提知識が必要なことに気づかされると思います。
そして、実は説明している自分自身が その前提知識を理解できていないケースが非常に多いのです。
分かりやすい説明の仕方については、以下の書籍がおすすめです。
【3】問題集と参考書(解説)を併用する
もし参考書/問題集のどちらか片方のみで勉強をしているのであれば、二つを併用しながら学習することをお勧めします。
そもそも参考書(解説書)と問題集とでは、役割が全く異なります。
- 解説書:試験で必要とされる基礎的な知識を学習・把握するるためのもの
- 問題集:実際の試験で出題される形式に慣れるためのもの
よっぽど勘が良い方・要領の良い方でない限り、どちらか片方のみで受験勉強をするというのは 非常に難しい方法です。
初心者向けの「参考書」を購入しよう!
ITパスポートの参考書には、大別して2つのタイプがあります。
完全初心者向けの「教科書型」と、実務経験者などを対象にした「まとめノート型」です。
「この参考書でどうやって勉強したらいいかわからないよ~」という方は、もしかするといきなり「まとめノート型(上級者向け)」参考書で学習しているのかもしれません。
関連記事当ブログおすすめの参考書&問題集は以下の記事で紹介しています。
まとめ
というわけで、ITパスポートで不合格を繰り返す人の共通点と改善策の紹介でした。
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